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不動産売買に関するよくある質問

Q

中間金とは?

A
中間金とは、わかりやすく言えば契約成立後~残金決済・引渡し前に支払われる代金のことです。

手付金との違いとしては
・支払時期
手付金は契約成立と同時に支払うが、中間金は契約成立より後に支払う
・解除
中間金の返還を放棄しても、契約を解除できない
・返金
契約解除により中間金は戻ってくる。手付金は手付解除したときは戻らない。
などがあげられます。

新築住宅や新築マンションの売買契約では、多くの場合、中間金は不要です。
一方、売買契約でも中古住宅の購入では、中間金を支払うケースが多くなります。売主が新居購入費用や引越し費用に充てる資金を手に入れるためです。

特に注意を要すべきは、請負契約でしょう。
着工金や上棟金などとも呼ばれる中間金を、工事の進捗に合わせて支払います。支払いが遅れると工事の中断や遅れを招くおそれがあります。

中間金の相場は1回あたり30%ほどにもなりますが、住宅ローンは建物引渡し後に融資されるので、中間金の支払いのために「つなぎ融資」を借りる必要があります。

中間金を自己資金で支払えれば、つなぎ融資の利息など負担はかかりませんが、建築業者が倒産すると前払いした中間金の返還がされないリスクもあります。
請負契約には宅地建物取引業法の適用がなく、同法による中間金などの保全措置が義務付けられていないためです。

注文住宅の請負契約では、中間金の支払いや資金の捻出に際して、担当者によくよく確認しておきましょう。
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